
では、カーボン赤外線ヒーターについて話しましょう。
なぜ、あるヒーターは実際に効果的に機能しているように感じられるのに、別のヒーターはほんのわずかに温かい空気を送り出すだけなのか、疑問に思ったことはありませんか?それは、装置の構造に起因しています。
私たちは、石英管の中にカーボンフィラメントを使用しています。他の装置では金属合金製のフィラメントが使われていることもありますが、カーボンは異なります。カーボンは放射率が高く、反応も非常に速いのです。大量の熱が必要で、しかもすぐに必要な場合には、これが最適な解決策です。
難しい点:電力と電圧
ワット数や電圧に関しては、バランスを取る必要があります。例えば、短い管を通して2000Wの電力を供給しようとする場合、電圧の制御には細心の注意が必要です。そうしないと、始動する前にフィラメントが焼損してしまいます。
私たちは通常、高電圧の設定を採用しています。なぜかというと、それによって消費電流が減少するからです。つまり、1つの回路に複数のランプを接続しても、10分ごとにブレーカーが作動することはありません。ただし、電圧を正確に合わせることが重要です。230Vのランプを400Vの回路に接続すると、すぐに破壊されてしまいます。
実際の材質
私たちは高純度の石英を使用しています。これにより、高温になっても管が変形したり曲がったりするのを防ぎます。
また、一部の装置には、熱を「短波長領域」に集中させる特別なコーティングが施されています。つまり、熱が表面に留まるだけでなく、処理対象の材料の奥深くまで届くのです。
プラグについては、R7やSk15のコネクタを使用しています。これらは特別なものではありませんが、業界標準として定着している理由があります。振動が激しくても、しっかりと固定されており、緩むことはありません。
実際の利用例
自動車の硬化処理やPETの成形工程などで、この種のヒーターが幅広く使われています。迅速な処理時間は大きな利点であり、全体の工程時間を短縮できます。
しかし、注意点もあります。これらのヒーターは非常に多くの熱を発生させるため、反射板を常に清潔に保つ必要があります。ほこりや油が付着すると、「ホットスポット」が発生し、それによって石英管が破損する可能性があります。
また、古い装置にこのヒーターを取り付ける場合は、配線の太さを必ず確認してください。高ワット数のランプは多くの電流を消費します。配線が細すぎると過熱し、問題が発生します。